OMの効果
OMソーラーは、家全体を足もとから「ほんのり」温めます。この柔らかい温熱環境は、機械を使った暖房では得がたいものであると同時に、体感してみないと、わからない心地よさでもあります。
本来は冷え込みの激しい北側のトイレや洗面所なども冷たくないことや、昼と夜の温度差を緩やかにすることなど、「暖かさのバリアフリー」もOMならではの効果です。そして、OMならではのいいところは、これらのことを自然のエネルギー「太陽の熱」で実現してしまうということです。ここでは、OMの基本のしくみである「冬の床暖房」を中心に、その特徴をご紹介します。
暖かさの特徴
OMソーラーは太陽の「熱」で建物全体を床から温めます。だから、暖かさがとてもゆるやかで自然です。一般的な冷暖房に身体が慣れていると、初めのうちは「物足りない」と感じるかもしれませんが、暖房していると感じないような、ほどよい暖かさと言えます。OMソーラーの暖かさには、次のような特徴があります。
- 頭寒足熱
床面と天井との温度差が少ない足下から温める暖房方法。 - 全館暖房
基礎に蓄熱をするため、室内における温度差が小さい。 - 低温暖房
床面全体からの輻射熱の効果によるゆるやかな暖房効果。 - 換気暖房
日中の暖房時、外気を連続的に取り入れるため、暖房しながら換気が行われる。 - 間接暖房
エアコンやストーブのような直接的な暖房とは違う、やわらかな暖かさ。 - 終日暖房
蓄熱効果によって昼と夜の温度差が少ない。
暖房しながら、換気ができる
OMソーラーは、暖房しながら、換気をしています。
「暖房」と「換気」。この2つは本来、相反する要素です。一般的には、断熱を高めて熱を逃がさないようにすると、それに比例して換気がされなくなります。暖かく過ごすためには換気量を抑えたいところですが、住まいに換気は不可欠です。
一方、室内にたくさんの空気を取り入れようとすると、その分熱が逃げてしまい、寒さを補うための暖房エネルギーも膨らみます。その点、OMは、空気そのものを温めて室内に取り込むため、換気による熱の損失を気にかけることなく、暖かく健康的に過ごすことができます。冬の晴れた日なら、OMによる換気量は1時間に最大600m³にもなります。窓を閉め切っていても、OMが運転していれば新鮮な空気が取り込まれます。
温度のバリアフリー
OMソーラーは建物全体を床から温めるので、通常の暖房によく見られるような、頭の方ばかり暑く、足もとが冷える、ということがありません。また、家全体の床が冷たくないので、北側の部屋や廊下、トイレの床にいたっても、冬にゾクッとするような冷たさがありません。段差だけではない、「温度」のバリアフリーです。
また、暖房の温度はそれほど高くありませんが、暑さ寒さを感じさせない、ほどほどの温熱環境ですので、急激な温度変化に身体を対応させる必要がなく、のびのびと歩き回ることができます。伸びやかな広がりをもつ空間や、大きな吹き抜けのある空間をつくることが可能となり、小さな家でも広く住むことができます。
エネルギー消費を抑える
一般に、暖房や給湯は化石燃料によって賄われていますが、OMソーラーの場合、太陽でこれを賄うため、化石エネルギーの消費量を抑え、環境負荷であるCO2の発生を抑える効果があります。現在、地球のエネルギー問題は、資源の枯渇や汚染、地球温暖化問題など、待ったなしでその対策を迫られていますが、OMソーラーは、「ガマン」を強いることなく、気持ちのいい暮らしを実現しながら、エネルギーの消費削減に貢献します。
- 暖房負荷の低減
OMで賄える暖房は、土地の気象や建物の仕様(断熱・気密)、求める室温にもよりますが、年間で30~60%に達します。 - 冷房負荷の低減
夏の夜の「夜間外気取り込み」により、夜間の室温上昇を防ぐとともに、翌日の室内温度上昇も抑え、その分の冷房負荷を低減させます。 - 給湯負荷の低減
春から秋にかけて「お湯」を採ります。ハンドリングボックス1台で50℃のお湯を約300~500リットル(一日あたり)採ることが可能です。



